今回は、日本に約10年住んでいる30代前半のメキシコ人男性のお話です。
営業職として日本企業で働いていて、日本語はとても流暢。
見た目も彫りの深い日本人という雰囲気で、日本語で話していると外国人であることを忘れてしまうほどでした。
そして何より、今まで会った外国人の中でもトップクラスに気遣いができる人でした。
「こんなに気遣いのできる人がいるんだ」と思った
彼とはランチデートを2回しました。
仕事の愚痴を話すと、
「いつも頑張ってるんだね。僕に話してストレス発散しよう。」
と優しく聞いてくれる。
3回目はディナーへ。
大皿のサラダやピザを注文すると、自然に取り分けてくれました。
しかも私が好きな野菜を多めによそってくれたり、チーズがたっぷり乗っている部分を「こっちのほうがおいしいよ」と私のお皿に乗せてくれたり。
本当に自然な気遣いなんです。
「こういう人と付き合ったら幸せなんだろうな。」
そんなことまで思っていました。
「僕の前で財布を出す必要はないよ」
食事が終わり、お会計へ。
前回2回のランチも彼がご馳走してくれていたので、今回は私が払おうと財布を出しました。
すると彼は笑いながら言いました。
「僕の前で財布を出す必要はないよ。」
そして続けて、
「○○ちゃんが仕事をしていて、自立した女性だということは分かってる。でも、好きな女の子には何でもしてあげたいんだ。」
映画に出てきそうなセリフですよね。
結局、その日も彼が支払ってくれました。
その時の私は、
「本当にジェントルマンな人なんだな。」
と、ますます好印象になっていました。
帰ろうとしたら、突然雰囲気が変わった
食事が終わって駅へ向かおうとすると、
「帰っちゃうの?バーに行かない?」
と誘われました。
でも、その日はもう23時近く。
翌日も仕事だったので、
「今日は疲れたから帰るね。」
と伝えました。
すると彼は、
「1杯だけでも無理?」
と食い下がります。
それでも帰ると伝えると、今度は笑いながらこう言いました。
「疲れたなら、バーはスキップしてホテルに行く?」
その一言で、一気に現実に引き戻された気がしました。
私はそういうつもりではなかったので、
「今日は帰るね。」
とだけ伝えて帰宅しました。
そのままゴースト
家に着いて、
「今日はありがとう。無事に着いたよ。」
とメッセージを送りました。
彼はいつも返信が早いので、すぐに返事が来ると思っていた。
でも、そのメッセージが既読になることはありませんでした。
数日待っても、1週間待っても。
結局、そのままゴーストです。
優しさは、本物だったのか
正直、かなりがっかりしました。
仕事の話を優しく聞いてくれたこと。
私の野菜の好みまで気にして食事を取り分けてくれたこと。
私に気を遣ってくれていたように見えたこと。
でも、ホテルを断った瞬間に何の連絡もなく消えてしまったという事実を見ると、
「ホテルに行くためだけにここまでするか?」
と思わざるを得ませんでした。
まとめ|行動が、その人の本音
この出来事で学んだのは、
どんなに優しい言葉をかけてくれても、最後は行動がその人の本音を教えてくれるということです。
ジェントルマンな振る舞いも、素敵な言葉も、とても魅力的でした。
でも、本当に誠実な人なら、ホテルを断られたくらいで突然連絡を絶つことはしない。
言葉はいくらでも取り繕えます。
その人の本当の人柄は、思い通りにならなかったときの行動に表れるのだと思っています。
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