※ご注意ください
本記事には、精神的な支配・モラルハラスメントを含む恋愛体験が記されています。
過去の恋愛や人間関係でつらい経験をされた方にとって、内容が苦しく感じられる可能性があります。
今の心の状態に不安がある方は、読むのをご遠慮いただくのがいいかと思います。。
この記事は、誰かを攻撃するためのものではなく、同じような状況にいる人が「おかしい」と気づくきっかけになることを目的に書いています。
これは、今だからやっと書ける話です。
正直、思い出すだけで胸が重くなるし、「どうしてあんな人と付き合っていたんだろう」と過去の自分を責めたくなることもあります。
でも、同じような状況にいる人が「これ、私のことかもしれない」と気づくきっかけになるなら、この体験には意味があると思って、書くことにしました。
第一印象は「映画に出てきそうな人」
マッチングアプリで出会ったのは、ブロンドにグリーンの目、透き通るような白い肌の30歳手前のイギリス人。
映画トワイライトに出てきそうな雰囲気は、かっこいいというよりは、美しいという表現が合っている。
実際に会ってみると、少しシャイで、最初はあまり目を合わせない。派手さはないけれど、どこか繊細で、“優しそうな人”という印象だった。
アメリカの企業の日本支社で働いていた彼は、その繊細さから大企業でバリバリ働いているようには見えないほどだった。
初デートはイタリアンレストラン。イギリスのリヴァプール出身の彼の英語は、私にとって正直かなり聞き取りづらかった。
でも私はその時、
「私の英語力が足りないだけ」
「ネイティブなんだから当たり前」
そう思っていた。
今思えば、この時点ですでに自分を下に置く癖が始まっていた。
急速に縮まる距離と、違和感の芽
デートを重ねるうちに、距離は一気に縮まった。
彼はマメに連絡をくれたし、一緒にいるときは甘く、優しい言葉も多かった。
だから、ちょっとした違和感があっても、私は見ないふりをした。
- たまに上から目線に感じる言い方
- 冗談なのか分からない笑い
- 私が戸惑っても気にしない態度
「文化の違いだよね」
「外国人ってこういう感じなのかも」
そうやって、自分を納得させていた。
そして、私たちは恋人関係になった。
「冗談」の皮をかぶった侮辱
付き合い始めてしばらくしてから、彼は私の日本語訛りの英語を笑うようになった。
ある日、私がRed Bullと言ったときの発音がツボだったらしく、
「もう一回言って」と言われた。
何度か言わされ、彼は笑いながらスマホで動画を撮った。
「やめて」と言えなかった。言えば場の空気が壊れる気がしたし、“ノリが悪い女”だと思われるのが怖かった。
後日、その動画を彼が友達や母親に送っていたことを知った。
「この日本語なまり、ウケるでしょ?」
胸の奥が、冷たくなった。
でもその時の私は、怒るより先に、こう思っていた。
「私の英語が下手だからだ」
「ネイティブから見たら、仕方ないのかも」
今思えば、これは完全に感覚を麻痺させられていた状態だった。
気づいたら、彼は「住み着いて」いた
ある日、彼が私の家に来た。
それが、最後だった。
その日を境に、彼はほとんど自分の家に帰らなくなった。
お互いリモートワークだったため、彼は私の家で仕事をし、好き勝手な生活を始めた。
- 私がリモートでミーティング中でも大音量で音楽を流す。
- ゴミは放置。
- 食べかすはソファー、床、ベッドあらゆるところに落として放置。食べかすだけでなくミートソースのようなものまで放置。
- コーヒーをソファー、ベッド、私の洋服にこぼして放置
(ベッドもソファーもシミだらけになった。お気に入りのワンピースにもこぼしダメになった) - お風呂を沸かして湯船に入りながらずっとシャワーを流しっぱなしにする。ガス代が跳ね上がる。
何度「片づけてほしい」「やめてほしい」と言っても、聞く耳をもたない。
私が耐えきれず掃除をすると、彼は怒った。
「僕がやろうと思ってたのに」
「わざとやって、罪悪感を抱かせようとしてるでしょ」
「本当に意地悪だよね」
いつの間にか、私が加害者になっていた。
境界線を引くと、責められる
「そろそろ自分の家に帰ってほしい」勇気を出してそう言うと、
「僕のことが嫌いなんだね」
「どうしてそんな冷たいことが言えるの?」
目に涙を浮かべて責められた。
鉄板焼きレストランで、シェフの目の前で彼がお皿を舐めたとき、冗談っぽく「恥ずかしいからやめて」と言ったら、
「僕を馬鹿にするのもいい加減にしろ」
私の感情や違和感は、すべて否定されるか、ねじ曲げられた。
夜中まで連れ回される日々
彼は友達と飲むとき、必ず「一緒に来てほしい」と言った。
私が行きたくないと言うと、
「どうして彼氏と出かけたくないの?」
「それって恋人がすることじゃないよね」
と言われる。
夜中12時を過ぎて、「明日仕事だから帰りたい」と言うと、
「仕事とか関係ないよ」
「まさか僕を残して帰らないよね?」
「帰ったら許さない」
私は朝5時に家に着き、8時から仕事を始めることもよくあった。
体より先に、心が削られていく感覚があった。
なぜ、別れられなかったのか
今なら分かる。
私は彼を好きだったわけじゃない。
怖かっただけだった。
怒らせたらどうなるか分からない。
泣かれたら罪悪感に耐えられない。
自分が悪いと言われ続けて、「私が我慢すればいい」と思わされていた。
手を挙げられることはなかった。
でも、
- 高圧的な態度
- 罪悪感を植え付ける言葉
- 自尊心を削る行動
これは、間違いなく精神的な暴力だった。
やっと訪れた終わり
彼が仕事でイギリスに一時帰国したとき、私はやっと、距離を取ることができた。
LINEで一方的に伝えた。
「もう耐えられません。
この関係を終わりにします。」
返ってきた返事は、意外にもあっさりしていた。
「分かった。正直、そう言われる気はしていた。
僕に至らないところがあったのはごめん。」
それ以降、彼が私の前に現れることはなかった。
最後に伝えたいこと
これは、「外国人は危険」という話ではない。
でも、言葉や文化の違いがあると、違和感に気づくのが遅れることがある。
もし今あなたが、
- 何かおかしいけど説明できない
- 自分が悪い気がしてしまう
- 嫌なのに断れない
そう感じているなら、それはあなたの勘が正しい。
恋愛は、恐怖や自己否定を伴うものじゃない。
この体験が、誰かが一歩引いて、自分を守るきっかけになればいいと思っています。
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