国際恋愛で聞き返せなかったのは、
英語に自信がなかったから?
一番の理由は、
相手に好意を持っていたから。
その場の雰囲気を壊したくなくて、
嫌われたくなくて、
「分からない」を飲み込んでしまっていた。
好きだからこそ、聞き返せなかった
相手に興味がないときは、
「え?今なんて言った?」って意外と言える。
でも、
いいなと思った相手ほど言えなかった。
会話が盛り上がっている空気を止めたくない。
「英語できないって思われたくない」。
面倒な女だと思われたくない。
その結果、
分かったふりを選んでしまう。
“I can’t be exclusive now” の意味を知らなかった
あるとき、マッチングアプリで出会った男性に言われた一言。
“I can’t be exclusive now”
でも、聞き返せなかった。
当時の私は、
exclusive の意味を知らなかった。
「今は真剣じゃないってことかな?」
「でも毎日連絡くれるし、会えば優しいし…」
そうやって、
自分に都合のいい解釈をしてしまった。
彼とは毎日連絡を取っていた。
会えば優しくて、特別扱いしてくれる。
行動が優しかったから、付き合っていると勘違いした
だから私は、
付き合っていると思い込んでいた。
でも、ある日
彼が別の女の子とも連絡を取っていることに気づいた。
勇気を出して問い詰めた私に、彼はこう言った。
“前に exclusive(独占的な関係=真剣な関係) にはなれないって言ったでしょ?
I thought we were on the same page.(僕たちは同じ考えかと思った)”
あきれたような口調だった。
その瞬間、
頭が真っ白になった。
彼の中では、
全部ちゃんと説明したつもりだった。
でも私は、
分からなかったのに確認しなかった。
“we should hang out sometime” に期待していた私
別の経験でも、同じことがあった。
マッチングアプリでやり取りをしていると、
彼から言われた一言。
“We should hang out sometime.”
とてもタイプだったので、
私は舞い上がった。
でも、
いつまで経っても誘われない。
彼は軽く言っただけ。
私は本気に受け取って、
期待し続けてしまった。
後になって分かったことは、
本当に会いたい人は言い方が違う
- “Are you free this weekend?”
- “When are you available?”
- “Let’s meet on Friday.”
具体的じゃない言葉は、期待しなくていい。
聞き返さなかったのは、相手のせいじゃない
今振り返ると、
彼らは嘘をついていたわけじゃない。
私が
- 聞かなかった
- 確認しなかった
- 勝手に期待した
それだけだった。
聞き返さなかったせいで、
その場の空気は保てたかもしれない。
でも、
自分の心はずっと壊れていった。
「What do you mean by that? (それってどういう意味?)」
この一言が言えていたら、
あんなに傷つかずに済んだと思う。
聞き返すことは、空気を壊すことじゃない。
今の私は、分からなかったら必ず聞く
今のカナダ人の彼は、
ネイティブがよく使うスラングを普通に使ってくる。
でも今の私は、
分からなかったら必ず聞く。
「What’s that?」
「What do you mean?」
以前の私だったら、
雰囲気を壊したくなくて笑って流していたと思う。
私が聞くと、彼はいつもこう言う。
「あーごめん、こういう意味だよ」
「つまりね…」と、
別の表現で言い直してくれる。
嫌な顔をされたことは一度もない。
それどころか、
ちゃんと伝えようとしてくれるのが伝わってくる。
ある日、私は彼に聞いてみた。
「私、英語ネイティブじゃないし、
何回も聞き返したらイライラしない?」
すると彼は笑って、こう言った。
「全然しないよ。
ネイティブの上司と話してるほうがよっぽどイライラする(笑)
分からないのに流されるほうが、悲しいよ。」
この言葉を聞いて、
胸がすっと軽くなった。
分からないまま流すほうが、距離は広がる
昔の私は、
「聞かない=相手を気遣っている」
と思っていた。
でも今は分かる。
分からないのに分かったふりをするほうが、
相手との距離は広がる。
ちゃんと聞くことは、
迷惑でも失礼でもない。
「あなたの言葉をちゃんと理解したい」
という意思表示なんだと思う。
あの頃の私との一番の違い
昔の私
→ 嫌われたくなくて聞けなかった
→ 分からないまま関係を進めた
→ 勘違いして傷ついた
今の私
→ 分からなかったら即聞く
→ その場で確認する
→ 不安を持ち越さない
英語力が劇的に上がったわけじゃない。
変わったのは、
自分を守る選択ができるようになったこと。
間違えてもいい場所が、私には必要だった
今の私は、
分からなかったらその場で聞ける。
でも、ここに来るまでに気づいたことがある。
それは――
いきなり恋愛の場で「聞ける自分」にはなれなかったということ。
大事なところほど聞けなかった。
だから私には、
間違えてもいい場所が必要だった。
英語ができる人に囲まれた恋愛の場じゃなくて、
評価されない、気まずくならない場所。
「それどういう意味?」
「今の言い方変だった?」
を、何度でも言える場所。
私はそれを、
NativeCampで作り直した。
恋愛英語をいきなり完璧に話すためじゃなくて、
聞き返す練習・確認する練習をするために。
👉「ワーホリ・留学経験があっても、私がNativeCampをやり直した理由」
あの頃の私に言いたい
聞き返せる関係はちゃんとした関係
今の彼との関係で一番安心できるのは、
「分からない」と言っても大丈夫なところ。
国際恋愛で大事なのは、
流暢さよりも語彙力よりも、
聞く勇気と、聞ける相手かどうか。
好意があるからこそ、
ちゃんと聞いていい。
雰囲気を壊さないために、
自分を犠牲にしなくていい。
国際恋愛では特に、
分からないまま進むことが一番危ない。

